新人PGとの書簡 テストの進め方が分からない−2

今回の新人PGとの書簡は、技術的な問題ではなく、お客様とのコミュニケーションを含む内容となります。

今回の問題は、アプリの業務仕様が相当複雑にもかかわらず、テスト仕様の内容が文字通りまったく無いため、スケジュールに間に合わないというものでした。
T君は、同じ内容のアラートを朝会等でテストの実施を指揮しているのはAさんにも出していましたが、特に動きは無かったという事でした。
このお客様の会社は技術的にも堅実な会社ですので、なにかがあきらかに大きく間違っているようです。

そこで、T君からアラートが出た次の日にお客様へアポをとり、訪問しました。
幸い、私はそのお客様の多くの方と現場の仕事を通じて周知の仲です。

Aさんは不在でしたが、上司のB課長に面談しました。
B課長は、私のプロジェクトのサブリーダーとして数年前に半年間従事したことのある優秀な技術者です。

B課長に確認したところ、プロジェクトがT君に期待している範囲は、今回全く手を加えておらず、期待しているテストは各々の機能が起動するかどうかの確認だけだと言う事でした。
それならばユーザーマニュアルだけでスケジュール内に確認ができそうです。
Aさんとは面識がありませんでしたが、おそらく経験不足なのでしょう。結果がどうなるかを想像できず、勘違いしたまま指示してしまったのでしょう。

T君に結果を伝え、その日は方針を変えてテストを実施してみたところ、スケジュール内におさおさめられるという見通しが立ちました。

T君の立場ではAさんを越えてB課長まで相談できません。今後T君は、必要な際には客先の直属の指示者を動かすすべを身につけなければいけません。
幸い今回は簡単な問題でしたが、プロジェクトにはより複雑、かつ深刻で解決が難しい問題が起こる事が多々あります。
人間がよりあつまって運営しているのがプロジェクトですので、まずは技術に加えて周囲の人間、動きの把握をするよう、T君にあらためて指導していこうと思いました。

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