Googleグラスは世界を変えるか?

 昨今は3Dプリンタが話題をさらっています。

 その場で撮影してそっくりな人形等プリントして喜んでいたのが、プリントして堅牢な構造を持つ建築物のモデルを作ったり、自転車を印刷したり、最近はオープンソースな拳銃までプリントできてしまうというパラダイムシフトが起こっていますので幹細胞、iPhoneのようなインパクトを人類に与えるのではないかと期待されます。

 一般の人は、もうスマートフォンなどあたりまえという意識でしょうが、私はいまだにiPhoneを触ると新鮮な気持ちになります。初代のCompaqのスマホから永年スマートフォンを使ってきて、時にはスマホ向けソフトウエア製品の開発をしたりして付き合ってきた間の、スマホの苦難の歴史を忘れられないからです。モバイルデバイスのプチブームが来ては去り、去っては来たりしてきて、いっこうに定着しなかったのです。その20年の間、いくつの会社、開発者が製品を開発しては「時期が早すぎた」というあきらめとともに撤退していった事でしょうか。その状況をブレークスルーしたのがiPhoneです。

 なぜブレークスルーできたのか?その真実はともかく、少なくとも私にとってはデュラビリティ、すなわちOSの堅牢さと、整合性のとれたインターフェイスが、スマホの時代を確信した理由でした。これらはWindows CE等には望むべくも無かったもので、iPhoneによってはじめて現実になったのです。初代のiPhoneを使用し始め、OSXの堅牢さがそのままスマホに受け継がれている事を実感したときは、ついにこの時が来たのかと感慨を覚えました。それまで一日になんどもリブートが必要、というのがスマホでしたので。

 さて、Googleグラスはその点どうでしょうか?スペックは以下のようになるようです。

  • 500万画素のカメラ
  • 動画も撮影可能
  • 16Gバイトのフラッシュメモリ、12Gバイトをユーザーが利用可能
  • クラウドストレージ「Googleドライブ」と同期
  • ディスプレイは25インチの高精細画面を8フィート(約243.8センチ)離れて見るのと同等
  • 音声は骨導振動子
  • ネットワークはWi-Fi(IEEE 802.11b/g)とBluetoothに対応
  • バッテリーは一般的な使用で1日持つ

 目の前にひろがるスクリーンにハンズフリー、瞬きでコマンドをおくるなんて、素晴らしすぎます。ウエアラブルコンピュータがGoogleグラスでついに普及が現実味を帯びてきた中、批判も多く出ているようです。

 装着した男たちの写真に見る、Google Glassの欠点

http://wired.jp/2013/05/09/inherent-dorkiness-of-google-glass/

Hipなブラックメンはこんな不細工なものは身につけないのでしょうか。わたしは別にかっこわるくても、閉じこもりと言われてもかまわないですが。

 それよりも危険だと言う意見がおおいですね。
歩きスマホ規制条例 米ニュージャージー州では罰金85ドル

http://m.news-postseven.com/archives/20130428_184515.html

私の記憶ではニュージャージー州以外の州でもスマホに関しての条例が出たと思います。

 Googleグラスもスマホと同じく罰則の対象となるでしょう。人間がいままで持っていた五感に加えて、人工的な情報が常に流れて入ってくることになりますので混乱は必至でしょう。しかしこれは慣れの問題ではないでしょうか?おそらく数十年後にはそんな心配はだれもしなくなるでしょう。

 いま開発しようとしている業務システムに、できれば取り入れたいものです。そのシステムの利用シーンには車で移動中のオペレーションがあるのですが、スマホでは車の運転中に使いにくい、それどころか危険が伴います。でもウエラブルコンピュータであれば、そこを打破できそうです。新しい情報の受信に関して充分訓練をすれば、カーナビと変わらない安全性を確立できると思うのです。

  1. オペレータが顧客から問い合わせをうける
  2. オペレータはシステムに情報を入力し、外部のエージェントに通知する
  3. エージェントのGoogleグラスは通知をうけた事を画面上に表示する
  4. エージェントは情報を確認し、ウィンクでさらに情報を確認する(この場合はGoogle Mapの表示)
  5. エージェントは通知を確認した事をウィンクでシステムに登録する
  6. エージェントはウィンクで情報に付随する電話番号に電話をかけ、顧客に応答する

 こういったことならば、ごく安全に実施できると思います。価格と安全性を担保するためのノウハウ、これらが今後のポイントとなるのでしょう。

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